blog ~業の利~

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宅配運送会社 直接雇用なら、どこを選ぶ!? 知っておきたい基礎知識

Q、今日佐川急便へ仕事の応募をしました、20代前半の女です。
質問なのですが、免許とって1年経ってないのですが、佐川急便応募窓口の方はそれでも大丈夫だと仰っておりました。
常に安全運転は心掛けていますが、何ヶ月か前に一度だけ違反をしてしまいました。(ライトのつけ忘れ)
それを窓口の方に伝えるのを忘れてしまいました。
1年以内に違反を切られてしまったら、採用は難しいでしょうか?


また応募する際、業務委託として元々希望していましたが、お話を聞いていた所、保険や車等自分でしないといけないと言われ、
働くとしたら佐川急便として直接雇用で働いた方がいいのでしょうか?
無知なもので、わかる方がいらっしゃったらよろしくお願い致します(><)



A、主観的な印象のお話で失礼いたします。


軽微な違反、無灯火で違反切符を切られたのですね。
時間帯もわかりませんし、取り締まりした人の尺度も若干ある話なので、採用に対して直接的な影響はないと思います。


配送業は、はじめてでしょうか?
個人的には、初めての女性に佐川急便はお勧めできません。
むしろヤマト運輸の方が良いと思います。
労務管理の環境が、明らかに違いますので、未経験者であるのであればヤマト運輸をお勧めします。



至極、客観意見ですが、
簡単に宅急便大手3社の違いを。


◆ヤマト運輸
ヤマト運輸はCtoC運送が基軸で、基本の宅急便は、160サイズ、25㎏まで、180サイズ以上は宅急便ではなく、ヤマト便という別便種の扱いに。リーズナブルなバラエティある固有便種を揃えている。
<発センター→発ゲート→着ゲート→着センター>
<本社→支社→主管→センター>
企業としての統括、エリア管理が非常に優れている。
2019年宅急便取り扱いシェア率 宅急便42%


◆佐川急便
佐川急便は元来BtoB路線であり、近年になってBtoC運送を展開。
サイズや重量については、幅広く対応している。用途に応じた便種を取り扱っている。
<発営業所→発デポ→着デポ→着センター>
<本社→支店→営業所>
各エリアの支店がエリア管理を主導している都合上、統括に関してエリア色がある。
2019年宅急便取り扱いシェア率 飛脚便29.3%


◆日本郵便
国営からの背景企業。サイズは170以下、25㎏未満まで。近年は、Eコマースの配送が多くなってきているが、他の企業と違い、物流インフラが郵便から成り立っている都合上、かなりの広域を網羅している。国際宅急便に関しては、非常に低価格。
<発局→発センター→着センター>
<本社→支社→郵便局>
物流観点に置いては一連の動きではあるが、末端の局は国営からの流れがあるため、地域による格差がある。
2019年宅急便取り扱いシェア率 ゆうパック22.7%


当方が知る限り、雇用という観点から、統括管理がしっかりしているヤマト運輸が群を抜いているように感じる。その現場に行っても明らかな一面が見られるのも事実です。
ヤマト運輸は、会社員!。佐川急便は、昔ながらの体育会系色が残る企業。日本郵便は、公務員色が残る企業と、三者三葉で明確に感じるところがあります。


配送、ラストワンマイルを担うポジションでの環境地でいうならば、ヤマト運輸は広域でありながらでもセンターアクセスが非常に良い、佐川急便は広域で営業所へのアクセスが片道30分を超えるケースも多々。日本郵便は、センターまたは支局などの配置により差異がでる。


どのような条件を望むのかで変わってくるが、雇用という部分では、労務環境が優れているヤマト運輸をお勧めしたい。