blog ~業の利~

今までの業から得た情報を共有させていただき、少しでも利を得ていただける場が作れたらと思います。

宅急便 日時指定は絶対ではありません!知っておこう宅配約款!

Q、佐川急便の荷物なんですが
友人(東京住み)から誕生日のプレゼントを
12/19の最終便指定で送ったよー!とLINEが来てまして
私は指定通り届くもんだと思ってたので
追跡とかしてなかったのですが


昨日の最終便の時間帯になっても来ない…
年末近いから物量の問題もあるし
雪とか交通状況がよくなかったから
1日程度ずれ込むのかな…?
なんて友人と話してるんですが


関東圏発で関東圏着でも遅延発生するんですか?
渋滞情報みても渋滞してるような情報は無かったのに


指定日を過ぎてもずーっと輸送中ですし…
着の営業所へ問い合わせるのか
発の営業所へ問い合わせるのか
両方へ問い合わせるのか…


どうすればいいのでしょうか?
こんな事を初めて経験したのでわかりません…。


佐川急便の評判が良くないのは知ってましたが
いざ、自分が当事者になると腑に落ちないですね。


せっかくの誕生日で欲しかったものを
選んでくれてたらしく楽しみにしてたのに…




A、日時指定は、あくまでも無償サービスであって、可能な限りご要望に応えますよというもの。必ずその日時に到着を確約したいのであれば、ジャスト便や航空便など、日時指定確約便を利用すると届きます。


佐川急便に限らず、貨物運送業において宅配便に関しての説明が法律と企業の説明が圧倒的に足らないことが問題だと思います。



宅配便(小口貨物)において、交通と物流インフラを利用していることに対して、貨物運送事業法に付属して事業者は、運送約款を組んでいます。
これは、安全第一で且つ円滑に運送がされることを定義しています。
それらを理解しているまたは知っている利用者が、ほぼほぼいないのが現実ではないでしょうか。


サービスとして、日時指定が出来るようになっていますが、各社あくまでもサービスとしており、約款上でもその遅延をする場合があることを説明していますが、まずそれらを見ることはないでしょう。
さらには、伝票を確認していただくとわかるのですが、その伝票上にも端の方に細かく記載があります。


逆に日時に対して確実に配送する商品(便種)は存在しています。


今回の事案の様に、繁忙期に対しての説明が、通販事業者(発送代理依頼主)、運送事業者ともども、把握しているのにも関わらず、その注意と説明が無いことが問題です。


当然のことながら、ラストワンマイル(配達員)はお届けするのに懸命な努力をしていると思いますが、仮定で100個の荷物がすべて午前中指定であったとすると物理的に不可能になってしまいます。



業界の企業体質も問題ですし、その理解をしてもらう企業努力も必要です。


今回は、貴重な贈り物の機会を不快に思われたことを残念に思います。
もし次回があるのであれば、日時指定有料サービス(ジャスト便など)をお勧めします。



クレームに関しては、佐川急便の場合、公式ホームページより意見問い合わせよりしていただければ、本社クレームとして管轄営業所へ直接雷が落ちます。
しかしながら、収益のみを目的とし、運送事業者としてのモラルに欠いている惨状を法律がある以上、行政が指摘しなければ、改善されることはないと思います。




◆佐川急便約款
https://www.sagawa-exp.co.jp/company/public/pdf/stipulation_nomal.pdf
◆ヤマト運輸約款
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/agreement/pdf/y_01_takkyubin.pdf

◆日本郵便約款
https://www.post.japanpost.jp/about/yakkan/4-1.pdf?201001